2008年7月22日火曜日

カンナとコテ

大工さんのカンナと左官のコテの仕上がりは、
 通じるものがあるように思います。

左官屋さんとの立ち話で、

 漆喰を塗ったとき、
   顕微鏡で仕上がりの表面を見ると、
    漆喰の粒子が綺麗に並んでいるほどいいそうです。
   そうするには、
  コテさばきは、もちろんのこと、
    コテの質・手入れも大事だそうです。

大工さんのカンナですが、

 木をカンナで削ると、つるっとした感じに仕上がります。
   
   こちらも、日々の手入れが欠かせないものです。

どちらも、仕上がったものを

  さわると気持ちのいいです。

     当然持ちも良くなります。
 

2008年6月4日水曜日

原風景





私の原風景は、田舎の太地町の風景になります。


 どれだけ時間がたっても変わらないものです。


建築の設計の中に知らず知らずの内に、

 直接的ではなくとも、影響を受けていると思っています。


誰でも、それぞれに原風景をお持ちだと思います。

 その風景の一部でも家の中に盛り込めれば、

   すごくいい家ができると思います。

2008年5月30日金曜日

屋根のこと




以前は、
 軒のない建物や長方形のシンプルな建物や
  屋根を軽く見せる方が良いと思っていたのですが
最近は、
 どっしりとした、庇の深い屋根のほうに傾いています。
 
 どっしりとした屋根を支えるために
   安定感のある壁を創ろうとしています。
言うことは、簡単なのですが
  なかなか、むつかしいです。
1枚目は、開田高原の民家の屋根です。
2・3枚目は、恥ずかしながらも、私の設計した家です。

2008年5月26日月曜日

廊下のこと

住宅の設計を行う上で、
 廊下部分・無駄な空間を、極力少なくした機能的な設計が良しとされる。
  廊下を単なる通路とした場合、このことは、正しいです。

私自身、年を重ねるにつれ、

 無駄な空間が恋しくなっています。

無駄のない機能的な空間だと、
  住み続けていくには、息苦しくなります。

単なる廊下・無駄な空間ではなく、
 一工夫でホッとできる空間に、創りあげたいですね。

2008年5月23日金曜日

畳のこと




少し前までは、

畳は、畳床t・畳表・縁で構成されています。


畳床も少し前までは、稲藁だったのですが、

 今の住宅では、稲藁を使った畳は、ほとんどないんじゃないかな?

 畳ボードなんかに変わってます。


畳表は、さすがに藺草です。

 敷いたときの香りは、いいですね。

 こちらも、新しい商品が色々出ています。

 香りは、ありませんが・・


縁も既製品で色・柄が色々あります。


この前、

 お施主さんが、畳表にダイケンのすこやかくんを使いたいということで、


乗り気では、なかったのですが、

 サンプルを取り寄せてみると、よくできています。


普及品の藺草の畳表よりよっぽどいいです。


ただ、残念なのが香りがないことですね。

2008年5月21日水曜日

大黒柱



木造の住宅の設計を行うとき、

棟木(屋根のてっぺん)まで柱を通した大黒柱を建てています。

21cm角で8mぐらいになります。


色々な架構を検討した結果、この方法を取っています。


なかなか、この大きさになるとすぐに手に入らないので

 

 今は、栗の柱を挽き置きしています。

2008年5月16日金曜日

動線のこと

設計を行っていく上で、
 大切な要素に動線があります。

動線というのは、
 家の中での、人の動き方のことを言います。

買い物から帰って、駐車場・玄関・台所と動くのか
 駐車場・勝手口・台所と動くのか、

このような事でも、それぞれの家庭によって生活スタイルが違います。

この辺を確認しながら、平面プランを決めていきます。

動線を確認する手段として、
 平面プランができている場合、
 
図面を目の高さに持って、
 部屋の中で動くように、
  図面を動かしながら
    見るとイメージしやすいです。

2008年5月14日水曜日

基準寸法(モジュール)

木造で建てる場合、基本になる寸法があります。
910m/m 1000m/mのグリッドを使ってプランを創ります。
それ以外にも、本間もあります。
本間は、955×1910の畳の寸法を基準にしたものです。

ほとんどが910か1000です。
この寸法ですが、どこからこのような寸法が決まっているかというと、
合板・サッシ・フローリング等の商品が、このモジュールを使っているため、
このモジュールから外れると割高になってしまいます。

当然、910より1000のほうが広いのでいいのですが、

私個人的には、1000は、しっくり来ないです。
中途半端な寸法だと思っています。
 押入れなんか奥行きがありすぎるし、
 階段は、広いようで少し足りない感じです。
 おまけに、1000の商品は、910に比べて割高

で、私のところでは、相変わらず910モジュールを使うことが多いです。
 たとえば、階段巾は、910+155=1065
       リビングは、3640+455=4095
 で使っています。

910モジュールをそのまま使うんでわなく、
 足したり引いたりしながらプランを創っていきます。

こうすると、シックリ体になじむ気がします

2008年5月12日月曜日

外部木製建具のこと



全国各地で、外部で使える木製建具を製作しているメーカーがあります。

質感、結露等は、アルミ製の建具に比べて数段いいです。


基本的には、開き窓、突き出し等が基本で、

引違い窓等は、難しくなります。

昔の木製の引違窓でよければまだ簡単なのですが、

気密・水密を要求すると、高価な金物を使って創ることになります。


木製建具は、すごくいいのですが、

どうしても、ソリ等が出てしまって開閉がしにくくなります。

おおらかに、つき合う事が出来るならお勧めです。

2008年5月9日金曜日

屋上緑化



2階のテラスを土を入れて、屋上緑化テラスを作りました。


綺麗に芝を貼っていただいてます。
断熱性能も上がり裸足で遊べる空間です。


2008年5月7日水曜日

タタキ土間


玄関の床仕上げをタタキ土間で仕上げました

靴脱ぎ石とタタキとがバランスよく仕上がりました。


右側が居間、左が和室で、正面右隅が台所につながります。

玄関を中心に各部屋にアプローチできるようなプランにもなっています。

2008年4月30日水曜日

石のこと



玄関前の階段をどうしようか、考えた末

石の階段を作ってみました。


腰を掛ける石も置きいい感じです。

2008年4月28日月曜日

障子のこと2



先週末、篠山の住宅改修を見学に行ってきました。

そのときに、書院の障子が目につきましたので上げます。


この障子は、部屋内と外の両方に組子を入れているものです。

同じ形でわなく

 内側は、凝ったもの、

 外側は、内側の組子の位置にあわせ単純にしたもの、

になっています。


書院に限らず、

障子紙を挟んで、内・外に組子を組む障子もあります。

紙の張替は、面倒ですが・・


こういう物も、良いものです。

2008年4月23日水曜日

フローリングのこと



フローリングには、色々な種類があります。

大きく分けて

1.合板の上に、紙のような木を貼って塗装で強度を出しているもの

2.合板の上に、2~3mm厚の木を貼っているもの

3.無垢のもの


表面材についても、材種・色等いろいろです。

材種・色は、施主の嗜好で決めればいいかとは、思いますが

空間の印象を大きく左右しますので、慎重に行ってください。

2008年4月22日火曜日

床板のこと



古い民家を見ていると、

柱・梁・床板等材木の仕上げにに、魚のうろこのような模様があります。

これは、大工道具が今のように、発達していなかった時代、

チョンナという道具を使って削った後です。

素朴ないい感じに仕上がっています。


チョンナは、今でも大工道具として使用されています。

露出する梁の仕上げで使っていることもあります。


最近では、店舗の床で

チョンナで仕上げたような模様をつけた床仕上げをしている店も見かけました。


写真は、小さめのチョンナです。

2008年4月21日月曜日

蔵の戸



猪名川の静思館の書斎蔵のドアです。

3重の引戸になっています。

防火用のドアは、重いのでソロバンレールを使っています。

2008年4月18日金曜日

障子の事




障子も和室には、欠かせません。
写真は、雪見障子と引分けにした障子です。


材質のこと

材質は、桧・杉・スプルスぐらいでしょうか。

値段は、当然スプルスが安いのですが、

(桧を使うならスプでいいかなとも思います)

カチッとした和室ではなく、柔らかい感じの和室が好きだから、
私のところでは、杉を使うことが多いです。

この杉も、値段は、ピンキリで、

建具屋さんに何も言わないで頼むと、目が飛び出ます。

一枚だけならいいのですが、障子は、一枚というわけには、行かないですよね・・


障子の組子のこと、

ココは、私は、こだわりがなく4×6の組子にしています。

というか、シンプルなのがすきなのです。

引き手のこと

障子の引き手も色々ありますが、

こちらも、シンプルに竹皮のものを使うことが多いです。

2008年4月17日木曜日

襖のこと




最近は、襖も色々な種類が出ています。

作り方ですが、昔からの作り方で下地の骨を組んで下貼り・上貼りと行うもの

下地が、ハッポースチロール・ダンボール紙で出来ているも色々あります。


どれを選択するかは、和室の使用用途・コストとの関係になってきますが、・・


上貼りの紙

機械漉きで生成りで質感のいいものを使うことが多いです。

値段もそこそこで、良い感じに仕上がります。

写真のものは、唐紙の一種で、美濃和紙に蝶をあしらったものです。



塗枠・生地枠・枠を付けない坊主襖もありますが・・

塗り枠には、漆・カシュー・ラッカー・ウレタン等塗る材質は、色々ありますが

   カシューぐらいがいい所かな

最近は、木地枠のほうが、高くつきます。杉なんか使うといいんですが、


引き手

こちらも、ピンからキリまであります。

ですが、これがいいねって思える引き手ですと、1個数千円します。

写真は、何気ない引き手ですが、真鍮・本燻べのもので1個5・6千円したと思います。


空間の質の良さは、この辺のさりげなが大切なのですが、コストバランスの部分でいつも悩んでいます。

2008年4月15日火曜日

建具金物



建具のポイントで大切な事は、建具金物の選択です。

木製ドアに使用する金物では、

木の質感が強いので、金物のほうもやはり質感勝負です。

で、私のところでは、ブロンズ・鋳鉄製のもををよく使っています。

木の変化に伴い、金物のほうも変わって行ってくれるので、お気に入りです。


それと忘れては、いけないのは、丁番です。

こちらも良いものを使いたいです。


それなりに金額は、しますがココは、ケチらないほうがいいです!

2008年4月14日月曜日

建具のこと




内部空間で、建具の存在は、大きいです。

さりげなく良いものをと思い、

無垢の木で創ろうと試行錯誤中です。

建具を創っている職人さんからは、嫌がられるのですが、

柱を丸太から挽いた時の、葉材を使っています。

写真の材木の造作材を取った後、3枚の建具を創っていただきました。

2008年4月11日金曜日

トイレ



兵庫県で始めての水洗トイレだそうです
井戸に水をくみ上げて使っています。
トイレもゆったりとしていて、一工夫しています。

2008年4月10日木曜日

馬屋のある民家



兵庫県の馬屋のある民家です。
土間の一部に馬屋を配置しています。

現代の生活と重ねてみると、
ペットとの住まう家のヒントになると思います。